《生産者について》
ジョン・コングスガードが設立したこのワイナリーは、自社畑だけでなく契約畑からも素晴らしいワインをつくることで知られます。今では高級ワイン用のブドウ調達として一般的になった、オーダーメイドのブドウ栽培。ブドウの対価を収穫量ではなく栽培面積で支払うことでできる、低収量で品質を最優先した栽培を依頼することの第一人者なのです。
クオリティーに対する姿勢は尋常ではなく、品質に満足できない年は容赦なく生産量を減らします。
《このワインについて》
コングスガードは、父が判事であったことから名づけた自社畑「ザ・ジャッジ」からつくられるシャルドネで有名です。しかしそれは多い年で15樽(300ケース)ほどしかつくられない希少品。コングスガードの名声を高め、保っている看板ワインはこの「シャルドネ ナパ ヴァレー」です。
カリフォルニア大学UCデイヴィス校でワインづくりを学んでいた時代の学友、「リー・ハドソン」氏が営むハドソン・ヴィンヤード。それから「ラリー・ハイド」氏のハイド・ヴィンヤードからブドウを購入します。
コングスガードの特徴はあまりに長い発酵時間。非常に涼しいセラーの中、自然に任せて天然酵母で発酵させるので、その期間は場合によっては1年以上!通常はせいぜい1?2週間で終えるものです。ムルソーやシャブリに感じることの多い火打石の香りが表れるのは、この特殊な醸造法によるところも大きいと考えられます。
Kongsgaard Chardnnay Napa Valley