《生産者について》
ボジオ(ルカ・ボジオ)は1967年に設立されたワイナリー。ピエモンテでありながら、バローロなどの高級ラインだけでなく、白ワインや低価格帯のラインナップも充実しているワイナリーで、現在500haもの畑を所有しています。
《このワインについて》
バルベーラという品種は、地元ピエモンテでも育てるのが難しい品種だといいます。ブドウの糖度がなかなか上がらず、きちんと収量制限をしないと酸っぱいワインになってしまいがちなのです。
ボジオはその問題を、アパッシメントによって解決。アパッシメントとは、収穫したブドウを1-3ヶ月ほど陰干しして干しブドウ状にしてから醸造する方法。水分が蒸発するので、ブドウの糖分や風味が凝縮され、ワインのアルコール度数も少し上がります。ヴェネト州などでよく用いられる手法です。
《テイスティングノート》
熟したチェリーやレーズンのような凝縮感のアロマ。ほのかにベーキングスパイスの香りも感じます。開けたては干しブドウ感が少し目立ちますが、2日目になればそれも落ち着き、ピュアなベリー感をチャーミングな酸が引き締めてくれます。
Costa d'Orta Barbera Appassimento Bosio