《生産者について》
フリードリッヒ・ビッカー醸造所は、ファルツ地方の中でもフランス・アルザスに面した国境近くにあります。
ゴーミヨ誌で8年連続最優秀赤ワイン賞を受賞するほどの、ピノ・ノワールの名手です。
《ラ ベル ヴューの畑について》
ベッカーが2012年に新たに購入した畑。もともとそこには樹齢50年以上のゲヴェルツトラミネールが植わっていました。高い樹齢のその樹を活かすべく、引き抜いて植え替えるのではなく、高接ぎという切断した台木に直接ピノ・ノワールを接ぐ技術を用います。通常なら植え替えから品質が上がるまで20年以上かかるところが、この高接ぎによっていきなり高品質のブドウを収穫することができます。
畑は南東向き斜面にあり、夕方には日が陰るためより酸の豊かなワインが生まれます。
生産量はわずかに3樽。ファーストヴィンテージからこの価格設定となった特級畑。それだけベッカーの自信が伺えます。
現在2014年という少し古いヴィンテージが販売されているのは、ワイナリーで熟成したのち出荷しているから。その味わいはこの先20年30年と熟成していくポテンシャルを感じさせます。
Friedrich Becker La Belle Vue Pinot Noir