《生産者について》
醸造家のジェシカさんは、2017年にはお子さんを出産したママさん醸造家。ステレンボッシュ大学で醸造と栽培を学び、セールスマーケティングとして働いた後独立。醸造所はステレンボッシュにありますが、ブドウはより冷涼なエルギンやヘメル・アン・アード・リッジなどから仕入れています。
彼女のつくるピノ・ノワールは、デカンター誌で「2018年最もエキサイティングなトップ50ワイン」に選ばれました。
《ワインについて》
「ノム」とは、アフリカ系コーサ語で「標高」を意味し、またアフリカ人の伝説の「農業の神様」も意味しています。
このピノ・ノワールのブドウはエランズクルーフという地域のもの。エメル・アン・アードより北へ30kmほど内陸側ですが、標高が高く700mほどあるため冷涼です。
《テイスティングノート》
レッドチェリー、ブラックチェリー、ラズベリーなどの果実が引き締まった印象をともなって香ります。なめらかでシルキーな口当たり。
サワーヴァインがもう一つ作る「オム」のピノ・ノワールに比べてストラクチャーがしっかりしています。飲みごたえがあり4,5年かけてよくなっていきそうな予感です。
Saurwein Nom Pinot Noir