《ヴーヴ・クリコにブドウを提供》
ビュルロ・ナエのシャンパンに知名度はありません。それもそのはず。ワイナリーの持つ畑のブドウは、大半はヴーヴ・クリコに売却されるからです。
ヴーヴ・クリコといえばあの黄色いエチケットが特徴的な、超有名シャンパン。しかしどこにでも売っている5000円程度の『イエローラベル』には、おそらくビュルロ・ナエのブドウはほぼ使われていないでしょう。グラン・クリュの畑のブドウはもっと高価なシャンパン、1万円台後半の『ラ・グランダム』などに使われているはずです。
《生産者について》
ビュルロ・ナエはグラン・クリュのヴェルジィ村に5haの畑を所有しています。そのうち4ha分のブドウは売却。一番いいところだけを少量自身のワインとしてリリースしています。
《ワインについて》
ワインの名前『ルイ・アルマン』は、現当主のシィルヴァン氏の祖父の名前。彼は従軍してドイツ軍に捕虜として囚われていた時期がありました。その間にデザインしたエチケットのひとつを採用し、この限定キュベをつくりました。
瓶内2次発酵は36か月。ドサージュ11.60g/Lというのは、最近の流行には従わずやや多めです。
日本への割り当てはわずか96本のみです。
Burlut Nahe Cuvee Louis Armand