《生産者について》
ジョセフ・クローミー氏はかつてその身ひとつでタスマニアに渡り、炭鉱夫から始めて実業家の頂点にたどり着いた伝説的な人物。「タスマニアの父」と呼ばれています。
人口の少ないタスマニアで、食肉業の経営に苦しんでいた時、日本の商社に助けられたのだとか。その縁で日本へのワインビジネスに非常に好意的です。
《この産地について》
タスマニアは世界で最も冷涼な産地のひとつであり、ブドウは豊かな酸を持ちます。その特徴を活かして高品質なスパークリングワインの生産が盛んです。
《このワインについて》
手摘みで収穫したブドウを全房で優しく圧搾し、繊細なフレーバーを引き出します。一次発酵のあとにマロラクティック醗酵(乳酸発酵)をさせずにティラージュ。瓶内二次発酵は18か月間、そのあとに澱引きをします。
《テイスティングノート》
サーモンピンクの色合いで、りんごやイチゴの香り。色合いは淡く、キリッとした酸度とほのかなコクを感じます。瓶内二次醗酵により、液中に溶け込んだきめ細やかな泡は高品質なシャンパーニュを思わせます。フレッシュなベリーが綺麗に味わいの幅を持たせ、余韻の長さと新鮮さを兼ね備えています。
Josef Chromy Sparkling Rose