《生産者について》
飛鳥ワインは奈良県との県境に位置する大阪府・羽曳野市にあります。古事記の記述にこの地が「近つ飛鳥」と呼ばれていたことから、ワイナリーの名前としました。この名前としての会社設立は昭和60年ながら、創業者の仲村義雄氏がブドウ栽培を始めた歴史は昭和9年まで遡ります。
季節になると「大人の遠足」と題してワイナリー・畑の見学とテイスティングのツアーを受け入れており、ワインツーリズムにも力を入れています。
《このワインについて》
アルモノワールというブドウ品種は、カベルネ・ソーヴィニヨンとツヴァイゲルトレーベを日本で交配させた新品種。山梨のあたりではたまに見かけますが、関西方面ではほかに栽培しているところを知りません。
日本の赤ワインはその雨の多さゆえ凝縮度に欠けるものが少なくありません。そのイメージを覆すかのごとく、アルモノワールは濃厚でなめらか。ベリー感が土っぽさを伴って豊かに広がり、渋味は穏やかながら『薄い』印象はありません。飛鳥ワインにとっても売れ筋の1本だといいます。
2019年のG20大阪サミットで提供されたワインのひとつです。(※首脳夕食会ではありません)
Asuka Wine Harmo Noir