《このワインの醸造法》
シャルドネは品種特性の香りがあまり強くない、"ニュートラル"と表現される品種です。そこでアロマティック品種であるヴィオニエを絞ったあとの果皮や種、それらと共に発酵させることでアロマティックな香りを加えることに成功しました。約30%はブルゴーニュ産のオーク新樽で発酵・熟成を行いブレンドします。
《生産者について》
ジャン・マルク・ラファージュ氏は醸造コンサルタントとして働いたのちに、ルーション地方でワイナリーを立ち上げます。コンサルタント時代には、シャブリの最大生産者である「シャブリジェンヌ」で働いており、大規模なワイン生産はお手の物です。奥様のエリアンヌ氏が白ワインとロゼワインの醸造を担当しているそうです。
《テイスティングノート》
アプリコットやパイナップルなどのトロピカルフルーツの香りが豊かに飛び出します。新樽熟成をしているので、バニラやココナッツの香りが複雑さをもたらし、ボディに厚みと奥行きを感じます。1000円台後半のシャルドネとして十分な飲みごたえがありながら、雑味のないクリアな味わいで満足度の高い1本です。
Jean Marc Lafage Cadireta