《このワインについて》
「フランスはその文化と美食で成り立っているんだ」このシャンパンをつくるヴァンサンはそう語ります。
フランスのシンボルであるエッフェル塔。そしてフランスの美食を代表するシャンパン。その二つを結びつけたものをたくさんの人に楽しんでもらいたい。その想いが詰まったボトルです。
味わいもそのコンセプトに沿った幅広い人の好みにあいそうなもの。ブラン・ド・ノワールではなくシャルドネを20%加えることにより、口当たりの柔らかさと上品さを与えています。最近の流行りとしては少し多めのドサージュが、ボリュームのある親しみやすい口当たりにつながっています。小規模生産者の作品でありながら、どんなシーンでも活躍しそうな欲張りな1本です。
《生産者について》
「趣味は仕事です」と言い切るヴァンサン・ドーヴェルニュ氏が営むワイナリー。相続の関係でNM(ネゴシアン・マニピュラン)表記ですが、自社畑のブドウのみからシャンパンをつくっており実質的にはRM(レコルタン・マニピュラン)。その所有畑はブジーのみに7haです。「本物のシャンパンとはどういうものか?」を常に追求しており、堅実なシャンパンづくりをしています。生産量は決して多くなく、ヨーロッパのシャンパン愛好家やフランスとベルギーのレストランで7割は売れてしまい、国外に出るのはわずかです。
Tour Eiffel Grand Cru Baron Dauvergne