《このワインについて》
ボトルにあざやかに描かれるのは、シャンパーニュ地方のシンボル的な花であるマーガレット。ワイン名も「ブジーの可憐な花」という意味です。
テーブルを彩るボトルの華やかさは、アネモネの花で有名な「ベル・エポック」を彷彿させますが値段は1/3以下です。
見た目にこだわったシャンパンなので中身には期待できないかというと、決してそうではありません。
使われるブドウは特級格付けの村であるブジー産ピノ・ノワール100%のブラン・ド・ノワール。その特徴を反映して、味わいの骨格がしっかりとした、堅牢さを感じさせる硬派な味わいです。見た目と味わいのギャップはあるかもしれません。
美しいボトルがワイン初心者にも豪華さを伝え、ブジーのピノ・ノワールがもたらす確かな味わいがワイン通も唸らせる。いろいろな人が集まるパーティーでの1本として活躍します。
《生産者について》
「趣味は仕事です」と言い切るヴァンサン・ドーヴェルニュ氏が営むワイナリー。相続の関係でNM(ネゴシアン・マニピュラン)表記ですが、自社畑のブドウのみからシャンパンをつくっており実質的にはRM(レコルタン・マニピュラン)。その所有畑はブジーのみに7haです。「本物のシャンパンとはどういうものか?」を常に追求しており、堅実なシャンパンづくりをしています。生産量は決して多くなく、ヨーロッパのシャンパン愛好家やフランスとベルギーのレストランで7割は売れてしまい、国外に出るのはわずかです。
Fine Fleur de Bouzy Grand Cru Baron Dauvergne