《「グラン・レセルバ」とは》
スペインには熟成期間による表記ルールがあり、「グランレセルバ」はその最上級です。赤ワインの場合最低5年以上の熟成、そのうち最低18か月オーク樽熟成と定められています。テンプラニーリョやモナストレルをはじめタンニンの強いブドウ品種が多いスペイン。その口当たりをまろやかにして、より親しみやすいようにという目的なのでしょう。
つまり収穫から少なくとも6年程度を経て、ようやく日本に届くということ。このワインも決して売れ残りというわけではなく、現行として今このワインを楽しめるのです。
他の国にもワイナリー独自に熟成リリースするところはありますが、これほど低価格でいろいろな熟成ワインが楽しめるところは、スペインとボルドー以外にありません。
《テイスティングノート》
樽熟成によるアーモンドやチョコレート、ヴァニラ、コーヒーのような複雑なアロマ。荒々しいタンニンはまったくなく、艶やかに舌の上を滑っていき、複雑な余韻が残ります。
《生産者について》
ドン・ミゲル・マルティネス・ベルベラーナは1877年にリオハに設立されたワイナリー。コストパフォーマンスのあるワインに定評があり、近年はその生産地域をカタルーニャにも広げています。
Berberana Dragon Gran Reserva