《生産者について》
ロジャー・グラートは創業130年以上の歴史を誇るカバの生産者。
特に日本では正月恒例のTV番組がきっかけとなってロゼが人気。手ごろな価格帯のスパークリングワインとして人気の「カバ」の中でも、トップクラスの知名度を誇るブランドの一つです。
その創設者はジョセップ・カルナス氏。栓を抜くと細やかなゴールドの泡が立ち昇るシャンパンに魅了された彼は、1882年から個人用のスパークリングワインをつくり始めます。伝統的な製法にのっとってつくるそのスパークリングワインの美味しさは瞬く間に広がり、規模を拡大していったのです。
今ではスペイン有数のワイナリーグループ「クネ CVNE」の傘下に入り、世界中にその美味しさを届けています。
《このワインについて》
創業時にカルナス氏に畑を売却し、さらにシャンパーニュつくりの知識を伝えたのは、フランスに起源を持つグラート家の人々だそうです。そのサン・エステヴェ・セスロヴィレスの土地がロジャー・グラートのスタートでした。
今回の「マーク?T」はフランスに起源を持つそのグラート家に敬意を表して、シャンパンに使用される品種と同じピノ・ノワールとシャルドネのみからつくられます。
《テイスティングノート》
ドライフルーツやドライフラワー、ブリオッシュ、熟した白桃やアプリコットの複雑なアロマ。程よい熟成感とフレッシュさが共存しています。長い瓶内熟成によるきめ細やかな泡感。極辛口でありながら熟成によるうま味ゆえに程よいボリュームとほのかな甘みを感じます。
The Roger Cava Mark ?T