《試飲販売に強い味わい》
百貨店などにおいて「試飲販売に強い味」というものはあります。
一口目からしっかり美味しさを主張する、小難しさがなくて濃厚な味わい。そしてウンチク抜きに手に取りたくなる値ごろ感。
そのどちらも備えたこのカベルネ/シラーズは、まさに「飲んだら買いたくなるワイン」で、試飲販売のイベントに出品すれば常に売上上位にいるそうです。
カベルネ・ソーヴィニヨンの優雅な香りとシラーズの凝縮感のある果実味が相乗効果をもたらしているからでしょう。
《テイスティングノート》
ラズベリーやカシスなどの赤いフルーツのアロマに、スパイスの香りが複雑さを加えます。熟した果実味は程よいボディ感を持ち、柔らかな酸味と渋みは苦手な方が少ないバランス。シルキーな口当たりが長く続きます。
《生産者について》
ハーテンバーグは1692年に南アフリカ・ステレンボッシュに設立されたワイナリー。カベルネやメルローといったボルドー品種のほかシラーズにも力を入れており、南アフリカのワイナリーとして最も早く単一畑のシラーズをリリースしました。
歴史あるワイナリーだけあって資金面で余裕があるのでしょう。ワインのヴィンテージが他に比べて2、3年古いものがいくつかあるのは、ワイナリーで飲み頃を待ってリリースするからです。
敷地内の畑で高いところと低いところでは280mも高低差があり、リースリングなども栽培しています。
環境保護や社会貢献活動にも熱心で、売上の一部が慈善団体に寄付されます。
Hartenberg Cabernet Sauvignon Shiraz