《クレマン・ド・リムーについて》
ラングドック・ルーション地方のリムー地区は世界で初めて発泡性ワインが誕生した地として有名です。とはいえ日本市場でメジャーというほどではありません。
「モーザック」という聞きなれないブドウをつかっているため「変わった味をしているのでは?口に合わなかったらどうしよう」と心配になるかも。でもご安心ください。いい意味で個性が抑えられた、風味・果実味・酸味ともに突出したことのない"丸い"味わいです。飲んでいるうちに「少しだけ珍しいワイン」ということを忘れてしまっていることでしょう。
《テイスティングノート》
適度に熟したリンゴや洋ナシの控えめでやさしいアロマ。口に含めば繊細な泡感とともに透明感のある果実味が広がります。一般的なシャンパンに比べて酸味やミネラル感は穏やか。突出したところのない「丸い」味わいが特徴であり魅力です。
比べて楽しむのとは違う、この1本に満足感を求めるスパークリングワインの楽しみ方として、飛びぬけた美味しさではなくともリピートしたくなる味わいなのは間違いありません。
《生産者について》
ドメーヌ・ジ・ロレンスは1980年代にミッシェル・ドゥルヴァン氏が設立したスパークリングワインを専門とする小さなワイナリー。現在はリムー出身でスイスの実業家であるジャック・カルヴェル氏がオーナーとしてドメーヌを継承。シャンパーニュにてドゥルヴァン氏のもとで働いた経験を持つアンリ・アルビュス氏を醸造責任者に据えて、シャンパンを意識した高品質スパークリングワインを生産しています。
Cremant de Limoux Les Graimenous Domaine J.Laurens