《生産者について》
「ガヤ」といえば随分昔から日本にも名前が轟いており、「イタリアワインの帝王」などと称される生産者。
その本拠地はピエモンテ州であり、5世代にわたって徹底した品質管理のもとクラシックなワインづくりが受け継がれています。
フラッグシップワイン、ガヤを代表するワインと位置付けられるのは「バルバレスコ」であり、昔ながらの複数の畑からつくられるワインです。一方でそれよりも高価な単一畑のバローロも何種類かつくります。
その評価は不動のもので、ガンベロ・ロッソ誌において最も多くトレ・ビッキエリ(最高評価)を獲得しているワイナリーとして知られます。
ガヤがトスカーナのワイナリー「ピエヴェ・サンタ・レスティトゥータ」を買収したのは1994年。イタリアで最もメジャーなブドウ品種であるサンジョヴェーゼを一番よく表現できる場所であると、ガヤがほれ込んだからです。
《このワインについて》
ピエヴェ・サンタ・レスティトゥータのラインナップは3種類のみ。単一区画の「スガリーレイ」と、それとは別の3つの区画からつくる「レイニーナ」。そしてすべての畑のブドウを使うスタンダードであるこのブルネッロです。それぞれの区画はこの地域の頂点である「カーゼ・バッセ」が所有している畑に隣接しており、絶好の栽培条件です。なぜかスタンダードのこのワインがもっともエチケットが豪華で高そう。プレゼントにするワインとして、「GAJA」の名前とエチケットは非常に適しているでしょう。
《テイスティングノート》
ラズベリーやストロベリー、レッドチェリーなどの鮮明なフルーツの香り。そこにリコリスやクローヴのような複雑なスパイスの香りが深みを加えます。タンニンは豊富なもののよくこなれており、シルクのように滑らか。溌剌とした酸味が全体の印象を凛としたものにしています。香りの広がり方、味わいの骨格、上品な余韻の長さ、どれをとっても一流品で豪華。味わいの面でも普段からよくワインを飲む方への贈り物として外さない選択です。
Brunello Di Montalcino Pieve Santa Restituta (Gaja)