《生産者について》
ザルデットは当主ファビオ・ザルデットの先代が始めたプロセッコの生産者です。設立当初はプロセッコ自体がまったく無名で、販売は苦労したといいます。しかしレストランへの売り込みを続けた結果、そのフレッシュな美味しさに人々が気づくようになり、イタリア中で愛されるようになっていったそうです。
特徴のひとつはその味わいの透明感。ファビオはリンゴジュースが大好きだといい、そのクリアな味わいに着目します。リンゴジュースにつかうフィルターを研究することで、1回のフィルタリングで不要なものは除き、タンパク質やビタミン、塩分を残せるようなものを開発したそうです。
《このワインについて》
グレラの使用比率が規定以下のため「プロセッコ」は名乗れませんが、その製法や味わいの雰囲気はまさにプロセッコのそれ。違いを挙げるとすれば甘そうな香りでしょう。モスカートを15%ブレンドしているのが効いています。
醸造期間が短いプロセッコは泡が抜けるのがシャンパンなどに比べて早いです。それもあってできれば1日で飲んでしまいたいところ。週末に翌日を気にせずグビグビ飲むシチュエーションがピッタリでしょう。
《テイスティングノート》
ブドウのような甘い果実香に、可憐な白い花のアロマ。シンプルながらフレッシュな果実味と元気のいい泡感は、気持ちを明るくしてくれるかのようです。
Private Cuvee Brut Zardetto