《テイスティングノート》
マールボロのピノ・ノワールの香りはやや暗い印象を受けるものが多いのですが、木村さんのワインは驚くほど明るい香りです。赤いプラムやラズベリー、サクランボのような赤いフルーツのアロマが豊かに広がり、スミレや茶色いスパイスの香りが複雑さを添えます。滑らかで伸びのいい果実味と優しいタンニンが美しく調和しており、素晴らしい飲み心地です。
木村さんの目指す「香りをかいで思わず笑顔になるようなワイン」というのが見事に形になっています。木村さんは「日常のなかで何かちょっとした良いことがあったときに飲んでほしい」と話します。自分へのちょっとしたご褒美に、この明るい香りのピノ・ノワールはいかがでしょうか。
《生産者について》
ニュージーランドで活躍する日本人生産者、木村滋久さんの『キムラセラーズ』。その実直な人柄と、飲めば笑顔になるようなワインで、着実にファンを増やしています。
《このワインについて》
マールボロ内、アワテレヴァレーの標高の高いところにある畑からブドウを購入しています。水はけの良い石まじりのシルトローム土壌が、凝縮感のある風味を育みます。
Kimura Cellars Marlborough Pinot Noir