《このワインについて》
日本で一番売れているニュージーランドワインブランドであるシレーニ。その理由を推測するなら、イメージ通りの味が手ごろな値段だからでしょう。
それを実現しているのは、ニュージーランド最大規模の生産量です。
このワインもピノ・ノワールに求める味を過不足なく表現しているもの。軽やかで渋味の少ない口当たり。12.5%前後のアルコールはやや低めながら、未熟な風味はなし。香りのボリュームこそ価格相応ですが、2000円のピノ・ノワールとしてなかなか並ぶものが見つからない完成度です。
「マールボロ」などの産地表記がありません。いくつもの産地からブレンドしているからこそ、この高いバランス感を安定して供給できるのでしょう。
《テイスティングノート》
熟したチェリーやブルーベリーに、スミレのようなアロマがピュアに漂います。この品種らしく口当たりはかろやかで非常にスムース。酸味はやや高めですが、この品種としては穏やか。嫌われる要素が見当たらない味わいです。
《生産者について》
シレーニのワイナリーは、ニュージーランド北島のホークス・ベイにあります。その名前は酒の神バッカスの従者であるシレーニ神からとったもの。
「Good wine, good food, good company おいしいワイン、食事、そして素晴らしい仲間」
これがモットーであり、食事との相性を重視してライフスタイルの一部としてワインを楽しんでもらうことを目指しています。
Sileni Cellar Selection Pinot Noir