《1本1000円のワインで比較して》
客単価4000-5000円くらいのカジュアルなレストランに入り、ボトルワインを注文したとします。1本2500-3500円で販売されているものは、だいたいこのクラスです。
これくらいの価格帯のレストラン、繁華街には非常に多いですよね。なので一般消費者だけでなく飲食店さんからの要望も多い「フランス」「有名品種」「1000円くらい」のワイン。ある程度の規模の輸入元になると、だいたいなにかしら用意しています。
各社の試飲会で飲み比べたうえで、「他よりはちょっとだけバランス感がいいかな」と感じて仕入れたのが、レア・ヴィンヤーズです。
《生産者について》
1999年設立のLGI社。輸出に特化したフランスワインの生産者として、ラングドック地方のカルカッソンヌに設立されました。
マーケティングにも力をいれて専門チームを擁する生産者であり、多くの消費者に求められる味/価格のワインを生産しています。その狙いの結果でしょう。
「レア・ヴィンヤーズ」シリーズは、過去にリアルワインガイド誌の「旨安大賞」「旨安賞」や、サクラアワードを何度も受賞しています。
《このワインについて》
ブドウの樹は樹齢が上がるほど高品質なブドウをつけると一般的に言われています。しかしそれに伴い実る房の数が減るので、同じ畑からつくれるワインの量は減ってしまいます。なので30年程度で植え替えるのが低価格ワイン用としては普通なのですが、このワインに使われるのは約40年の古木からとれるブドウだといいます。グルナッシュという品種の特徴として、熟すとき糖度が高くなりやすく、アルコール感の強いボリューミーなワインをつくりやすい傾向があります。よく熟したチェリーの香りを持つ、フルーツ感がよく詰まったワインです。
Rare Vineyards Grenache Vieilles Vignes