《南ローヌはブレンドが基本》
「ローヌ地方のワインといえばシラー」というイメージがあるかもしれませんが、実はシラー100%ないし主体のワインはそう多くはありません。
ローヌ地方の南部でもシラーは栽培されていますが、ワインになるときはたいていグルナッシュやムールヴェードルとブレンド。北ローヌではシラー100%や少量のヴィオニエとブレンドというものもありますが、価格が高く4000円前後以上のものが多いです。
なので2000円でシラー100%というのはちょっと珍しい!ブドウ品種のお勉強用としてはもちろん、価格の割にパワフルで野性味のあるワインとしても優れています。
《生産者について》
南ローヌの「ヴァリギエール村」というところにあるドメーヌ・ダンデゾン。近くにあるエステザルグ村の「エステザルグブドウ栽培者組合」などに半分のワインを卸し、残り半分を自身の名前でリリースしています。元醸造責任者のニック氏が牛を好きだったそうで、「雄牛=フルボディ」というイメージから牛のラベルにしたそうです。
《テイスティングノート》
ワインの色は非常に濃厚で、ダークフルーツやコショウなどの香りも色合いに比例して濃密です。しっかりとした渋みを持ち、歯ごたえのある牛肉にはピッタリな味わいです。
Cotes du Rhone Vieilles Vignes Domaine d'Andezon