《生産者について》
「オーストラリアのロバート・パーカー」と呼ばれるワイン評論家、ジェイムズ・ハリディ氏。彼が妻とともに1985年に設立したのが、コールドストリーム・ヒルズです。
オーストラリアの中でもピノ・ノワールとシャルドネの銘醸地として知られるヤラ・ヴァレー。そこに買った15haの土地からスタートし、着実に栽培面積を増やしてきました。
その品質は誰もが認めるところで、国内外の様々なコンクールで多くの受賞歴を誇ります。現在ハリディ氏は経営から離れ、その意志はアンドリュー・フレミング氏に引き継がれています。彼はフランス、オーストラリア、アメリカで30年以上の経験を積んだ醸造家で、2001年からコールドストリーム・ヒルズに参画していました。
その哲学は、ブドウ畑の個性を表現し、ヤラ・ヴァレーの独自性と由緒正しさを体現するワインを造ること。その哲学が単なる理想でないことは、ワインの売れ行きが物語っています。
《このワインについて》
ヤラ・ヴァレーは産地区分としては「Yarra Valley GI」一つですが、便宜的にアッパー・ヤラとロウワー・ヤラの2つに分類されることもあります。アッパー・ヤラは標高200-400mと高く、より海寄りで冷涼。コールドストリーム・ヒルズの本拠地があるロウワー・ヤラは、標高50-80mのなだらかな丘陵地帯です。その両方に畑を持っており、この「ピノ・ノワール」はその両方のブドウをつかってヤラ・ヴァレー全体を表現します。
ラズベリーやチェリーのようなベリー系フルーツのアロマに、バラの花びらやグラファイト、そして樽熟成のニュアンスを感じます。しっかりと骨格のある味わいで風味に密度があり、シルクのようになめらかな口当たり。ほのかに全房発酵によるニュアンスを感じるので、熟成によりさらに良くなっていくでしょう。
Coldstream Hills Pinot Noir