《生産者について》
シャトー・ラモット・ヴァンサンは昔から「安くておいしいボルドーワイン」の定番人気銘柄。「星の数ほど・・・」というのは言い過ぎにしても、数多ある手頃なボルドーのなかで選ばれ続けるには理由があります。その大きなものは、ボルドーの慣習にとらわれず技術革新を取り入れる姿勢でしょう。
生産者が畑を購入しスタートしたのは1873年。特別長いわけではないとはいえ、歴史ある生産者です。だからといってこれまでの手法を踏襲するばかりではありません。
栽培とエノロジストの資格を持つクリストフ・ヴァンサン。彼によって1990年には畑が大きく植え替えられました。1999年からは弟ファビアンの手によって、熟成に関する新しい技術を取り入れたそうです。それは彼がニュージーランドやオーストラリアの修行で学んできたものです。
《テイスティングノート》
適度に凝縮感のあるカシスやブラックベリーの香り。メルロー主体のボルドーワインらしい、滑らかで厚みのあるタンニンが魅力です。「この値段なのに素晴らしい!」の声をたくさん聞くワインです。
Chateau Lamothe Vincent Heritage