《生産者について》
ドメーヌ・ビュルルは南ローヌの生産者。2004年に他界したエドモン・ビュルルの後を継いで、長男ベルナール、次男フローラン、三男ダミアンが力を合わせて父以上の品質のワインをつくっています。
所有している畑がジゴンダスやヴァケラスという、ローヌの中では言ってしまえば「地味」な産地。それもあってか知名度は決して高くありません。その分というべきか、ワインの品質に対して割安感があります。
ワインの醸造の際は除梗をせず全房発酵。完熟したブドウをつかい、長いマセラシオンを行うためか、ワインの味わいは非常にパワフルです。
シャトーヌフ・デュ・パプの有名生産者のような洗練された印象はありません。むしろどこか田舎っぽさを感じさせる素朴な味わいです。
《テイスティングノート》
濃い色のベリー系アロマが濃密に香り、その奥にいくつものスパイスを感じます。一口目からしっかり舌に訴えかけてくるパワフルな果実味を持ち、飲みごたえのある甘濃い味わい。その味わいの重量感と適度なタンニンが飲みごたえを与えてくれます。
砂糖と醤油で甘辛く仕上げた肉料理にかぶりつく時、もしくは食後にレーズンをつまみながら少しずつ楽しむとき、このワインはいい仕事をしてくれるはずです。
Domaine Burle Cotes du Rhone Rouge