《生産者について》
今や「スペイン最高の醸造家」と言われるまでになったテルモ・ロドリゲス氏。
1962年生まれの彼の実家は、リオハの名門「レメリュリ」。ボルドー大学で醸造を学び、その地で経験を積んだ後に一度はレメリュリに戻ります。しかし父と考え方が合わずに独立。大きなワイナリーがそのブランド名で売る大量生産ワインは彼にとっては魅力的でなかったのです。
彼が目指したワインづくり。それは故郷スペインの土地に根差した土着品種を用いてテロワールの表現です。ナヴァーラにはじまりマラガ、トロ、リベラ・デル・ドゥエロ。樹齢の高い樹が植わった古い畑が、品種が不人気だからという理由で国際品種に植え替えられるのは忍びない。テルモの手により土着品種の個性を発揮した素晴らしいワインをつくることで、そういった古い畑を再生していったのです。
《このワインについて》
伝統的なトロのワインの再現を目指した1本。非常に痩せた土壌に植わるテンプラニーリョ、この地では「ティンタ・デ・トロ」と呼ばれています。栽培法は乾燥した土地にに向いたゴブレ仕立て。
自然酵母を用いてステンレスタンクで発酵・熟成。テルモ・ロドリゲスのワインを味わえる、リーズナブルな入り口です。
Dehesa Gago Telmo Rodriguez