《生産者について》
ビルカール・サルモンは自社畑、契約畑あわせて300ha以上からシャンパンをつくりつづける生産者。その歴史はニコラ・フランソワ・ビルカールとエリザベス・サルモンが結婚し、1818年に設立されたときから始まりました。歴史・規模ともに大手メゾンの一角と言っていいでしょう。
大手メゾンの中では割と"高品質志向"なのが特徴で、この「ブリュット・レゼルヴ」がスタンダードです。その分ブドウの質の高さを感じます。印象としては味わいの骨格が大きい。マロラクティック発酵はしていますが酸味はやや高め。しかしコクのある豊かな味わいのボディ感を持つので、「酸が高い」という印象よりもスケール感として感じるのです。「親しみやすさ」というより「高級感と飲みごたえ」を期待するといいでしょう。
《このワインについて》
スタンダードながらリザーヴワイン(白ワインの状態で熟成させていた昨年以前のワイン)を50-60%も使用しており、これが味わいに深みを持たせています。
瓶内2次発酵は長めの30か月。ドサージュは8g/Lと一般的な量です。
瑞々しい花々やフレッシュなフルーツ、よく熟した洋ナシのアロマ。その風味が口全体に広がった後で、弾けるような清涼感が駆け抜けます。
Billecart Salmon Brut Reserve