《スパークリングワインの甘辛比較》
流通しているスパークリングワインは圧倒的に辛口が多いです。「アスティ」のような甘口もありますが、あまり甘さ度合いのバリエーションがあるものは少ないです。
このモルドバ産スパークリングワインで面白いのが、3段階の甘さでラインナップされていること。
〇ブリュット 辛口
〇デミセック やや辛口
〇ドゥルチェ 甘口
辛口といってもキリッキリにドライということはなく、フルーティーで親しみやすい風味。甘味があるものはそのフルーティーさが際立ちます。
「モルドバのスパークリングワイン」といってもイメージが湧かない方がほとんどでしょう。土着品種も使っている割には、オーソドックスな風味で嫌われにくい味。手頃な価格なので、いつもとちょっと違うものを試してみたいときにぴったりでしょう。
シャルマ方式による元気な泡感が特徴。辛口に比べると少しだけ熟したフルーツの風味を感じます。キンキンに冷やした状態ではそう甘味を感じず、スッキリと楽しめます。
《生産者について》
アリアンツァ・ヴィンはモルドバ首都のキシナウ近くにあるワイナリー。1944年から歴史があり、1994年に今の形態となりました。自社畑と契約農家の畑のブドウからワインをつくっています。
Chisinaul Vechi Spumant Demi Sec Alianta Vin