《生産者について》
ジョセフ・クローミー氏はかつてその身ひとつでタスマニアに渡り、炭鉱夫から始めて実業家の頂点にたどり着いた伝説的な人物。「タスマニアの父」と呼ばれています。
人口の少ないタスマニアで、食肉業の経営に苦しんでいた時、日本の商社に助けられたのだとか。その縁で日本へのワインビジネスに非常に好意的です。
《ワインについて》
イギリスでおそらく最も有名なワインマガジン『デキャンター』誌にて、2011年ヴィンテージが「BEST Chardonnay in the World」に選ばれたワインがこちら!
タスマニアを代表する白ブドウ品種、北部のレルビアにある自社畑のシャルドネを100%使用しています。
ピーチやメロンなどのトロピカルフルーツと、樽熟成由来の調和のとれたナッティな風合い。フレッシュで自然な酸味とのバランスが良く、飲んだ後の余韻を与えています。
このシャルドネは今すぐにでも楽しめますが、冷涼な気候に由来する自然な酸味があるので、8~10年は自信を持って熟成させることができます。
《テイスティングノート》
オレンジなどの柑橘の皮やネクタリンの風味と、フレンチオークが調和したリッチな質感のワインです。樽発酵をさせた芳醇な味わいですが、冷涼気候が影響したブドウの自然な酸味とのバランスがとれており、骨格と余韻を与えています。
シトラスや白桃にほのかなバニラのニュアンスが複雑に現れ、上質でクリーミーな酸とのバランスが感動的です。
Josef Chromy Chardonnay