《生産者について》
ステファノ・ルビアナ・ワインズはスティーヴと妻のモニークによって1990年に設立された小さな家族経営のワイナリーです。
ダーウェント・リバーの河口を望む壮大な眺めの北斜面に映えるブドウ畑は、シャルドネやピノ・ノワールの栽培に理想的な条件が整った土地としてオーストラリア国内でも屈指の場所です。そこに小さいながらも素晴らしいブドウ畑を設立し、冷涼な気候を生かしたプレミアムワインを生産しています。
この地域でのバイオダイナミック・オーガニック栽培の先駆者であり、ロンドンの権威ある「International Wine Charange」では最高峰トロフィーを受賞しています。
《このワインについて》
ダーウェント・ヴァレーの自社畑で育ったシャルドネを100%使用。ブドウ栽培は基本的にオーガニック・バイオダイナミック農法です。
このエステートシャルドネはステファノ・ルビアナの造るラインナップで、最も自社の特徴を表現しているワインです。ダーウェント・リヴァーの水面を通る冷たい風がブドウの病気を防ぎ、さらに気温を下げることで上質な酸が備わります。ニューワールドと言われるオーストラリアでも、すぐ南が南極のここタスマニアで造られるシャルドネは、非常にエレガントに仕上がっています。
《テイスティングノート》
色合いはゴールデンがかった美しい麦わら色。はちみつや甘露、洋梨のコンポートを想わせる甘く豊かな香り。果実味がしっかりとしていて、フランス産の新樽を使用することでヴァニラの甘い芳香、長い余韻を感じられます。
冷やしすぎずに、温度は12度くらいが良いでしょう。タスマニアの冷涼な気候を反映してワインに不可欠な酸度もしっかりとあるので、熟成させて変化を見る楽しみもあります。