《生産者について》
「マス・デ・モニストロル」は「マルケス・デ・モニストロル」という生産者のプレミアムブランド。「マス・デ・-」の品質基準に満たないブドウは「マルケス・デ・-」に回すことで、クオリティーを高めています。結果、生産本数は70万本と4000万本という圧倒的な差。量にして2%以下の高級カバなのです。
独占的にブドウを得ることができるため、安定した量と質を確保でき、高品質ながら手頃な価格・ヴィンテージ入り・他のカバにない使用品種のカバを造れるという大きな強みを持っています。
《このワインについて》
このカバは、極辛口スタイルに造ったブルット・ナトゥレです。良いVTに、手摘みのブドウを使って造ります。29ヶ月以上瓶内熟成させており、最低法定期間が30ヶ月であるグランレセルバとほぼ同じ長さで熟成させています。カバですが、シャルドネのブレンド比率が一番高く、シャンパーニュの造りを意識しているとのこと。もちろん味わいは全然異なりますが、ブランドにとらわれずに「美味しいスパークリング」を探すのであれば、かなりコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
《テイスティングノート》
デリケートで、フルーティなアロマがあります。きめの細かい泡立ちが長く続き、豊かな風味が感じられます。普段飲み2000円以下のスパークリングワインとして、これに比肩するものがいったい何本あるでしょうか。
Cava Reserva de la Familia Brut Nature Mas de Monistrol