《生産者について》
「ゼクトキング」そう呼ばれるほど、ドイツのスパークリングワインにおいては絶対的な評価を得る生産者が「ラウムラント」です。
創立者のフォルカー・ラウムラントさんは醸造学校時代、授業でつくったスパークリングワインが非常に上手くいったことがきっかけでゼクトの可能性を確信したといいます。
1984年に独立。1990年に現在のフレアスハイム=ダルスハイム村に醸造所をと畑を購入し、自社元詰めのゼクト、ドイツのスパークリングワイン専門のワイナリーとしてスタートしました。
2005年にはゴー・ミヨ誌にて最優秀ゼクトに選出。その後も各誌でたくさんの賞を受賞。ゼクト専門のワイナリーとして初めて、VDP(ドイツ高級生産者連盟)のメンバーとなりました。
《栽培・醸造の特徴》
○2002年より有機栽培を実施
○ブドウを収穫する糖度はかなり低め
○収穫は100%手摘み
○すべてマロラクティック発酵を行う
○ベースワインの20%ほどは樽発酵
○瓶内2時発酵は最低で36か月、レゼルヴで90か月、グラン・レゼルヴで120か月以上
○ドサージュは少な目で7g/Lを超えることはほぼない
○リリースした時が飲み頃
《このワインについて》
90か月以上の瓶内2時発酵を経た「レゼルヴ」クラス。シャルドネに含まれるリンゴ酸が非常に多いタイミングで収穫するので、その味わいが落ち着くまで長い熟成が必要なのだといいます。
ドサージュが極めて少ないこともあってか、香りはドライで非常に引き締まった印象です。泡感は極めて細やかで、ムッシェルカルク土壌由来と思われる硬質なミネラル感が、余韻とともに非常に長く続きます。
パーティーなどでワイワイ飲みたいワインじゃない。少人数で静かにかみしめるように味わっていただきたい1本です。
Raumland Sekt Chardonnay Reserve Extra Brut