《生産者について》
ロワール地方にてシュナン・ブランの銘醸地といえば?ヴーヴレやサヴニエールを挙げる人は多くても、「ジャニエール」を思い浮かべる人が少ないのでは?
衰退をたどっていたその小さな生産地を復興に導き、その評価を高めているのがエリック・ニコラ氏の「ベリヴィエール」です。
栽培にはビオディナミを採用。「ヴィンテージの違いは魅力だ」との考えから、その年の自然もワインの中に表現するスタイルです。辛口のワイン、甘口のワインともに高品質なものをバリック熟成でつくっています。
《このワインについて》
ジャニエールの全ての区画のブドウをつかってつくる、いわばこの生産地域を知るにうってつけのキュヴェ。
黄桃やプルーンのような熟した厚みのある果実味を力強く感じます。このフルーツ感を演出するのに、17g/Lの残糖は必要なのでしょう。ただし「甘口」というわけではありません。シュナン・ブランの高い酸味により、これくらいでちょうどいいバランス感。余韻にほのかに甘さを感じる程度です。
飲みごたえのある白ワインが欲しい。でも樽熟シャルドネばかりはつまらない。そんなときの選択肢の一つとして有用です。
Jasnieres Rosiers Domaine de Belliviere