《生産者について》
RM(レコルタン・マニピュラン)としてNo.1の評価を受けるジャック・セロスの甥っ子にあたる、ジェローム・セロスのドメーヌ。1990年代にはジャック・セロスで働き、アンセロムから直接栽培・醸造・熟成を学びました。2004年に父ジャッキー・セロスが引退してドメーヌを継承。同年コリーヌ・パジョンと結婚して、パジョン家が所有していた畑も加わりました。
《このワインについて》
スタンダードキュベである「サクル」との違いは、まずブドウ品種がシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ1/3ずつのブレンドであること。さらにアルコール発酵から8?9か月の熟成をオーク樽で行うことです。どちらの特徴も、昔ながらのシャンパーニュづくりに敬意を表してのことでしょう。オーク樽でのベースワインの発酵はジャック・セロスの特徴のひとつであり、そのオーク樽もブルゴーニュの小樽で、フランソワ・フレール社とセガン・モロー社のもの。どちらも高級樽メーカーとして有名です。
《テイスティングノート》
フレッシュバニラやネクタリンの香り。口当たりは最初からリッチで奥行きがあり、ほのかな苦味を伴いながら余韻が長く続きます。一貫したエレガンスの由来は、木樽熟成によるものでしょう。食中酒として最適です。
Elegance Selosse Pajon