《生産者について》
1947年、7人の若手シャンパーニュ生産者が集まりモンターニュ・ド・ランスに設立したのが、この「パルメ」です。
所有する畑は、グランクリュおよびプルミエクリュのみで200ha以上!選ばれた畑からつくるゆえの品質と生産本数を両立する生産者です。生産者組合の形態を意味するCM(コーペラティヴ・マニピュラン)に分類されますが、その実体は大規模なRM(レコルタン・マニピュラン)と言えるものです。
その特徴の一つがマロラクティック発酵をしないこと。マロラクティック発酵は冷涼産地ゆえのシャープな酸味を和らげる効果があり、シャンパンが早く飲み頃を迎えます。パルメではそれをあえてせず、代わりにスタンダードクラスおいてもリザーヴワインの比率を上げたり、熟成期間を長く設けています。それにより味わいの複雑さや風味のボリューム感が増し、高い酸とのバランスをとっているのです。
その醸造法によるメリハリのある味わいは、一口目からただものじゃない雰囲気を醸し出しています。
《このワインについて》
このロゼの特徴は、その名の通りソレラ熟成を行った原酒を使用していること。シェリーなどに使われる熟成法で、樽からその年使った分だけ補充します。いくつものヴィンテージのワインが複雑な割合で混ざり、味わいが平均化されて安定し、複雑さも増します。そうして育てたピノ・ノワールの赤ワインを加えてつくるのが、このロゼです。
ラズベリーのような溌溂としたフルーツのアロマに、カシスやヴァニラ、シナモンのような複雑な香りが素晴らしい。白に比べるとよりボリューミーな風味が口いっぱいに広がり、ほのかなタンニンと美しい泡感が、充実感のある余韻へと続いていきます。
Palmer Rose Solera