《フランス人の普段飲み》
スパークリングワインの代表格と言えばもちろんシャンパンですが、シャンパンはフランス人にとっても高級品。多くの国に輸出される貿易商品です。
フランス国内で最も多く消費されるスパークリングワインがクレマン・ダルザス。普段飲みはアルザスのスパークリングワインなのです。
アルザスのワインはそんなに安くはありません。白ワインもスパークリングワインも、2000円台後半からのスタート。その中でこのギッセルブレッシュトゥがつくるクレマンは、2000円ちょっとという価格なのがうれしいところです。
《生産者について》
ギッセルブレッシュトゥは3世紀に渡る経験を持ちます。17haの畑を持ち、アルザスの主要品種のワインをつくるのはもちろん、遅摘みの甘口ワインやクレマンなど幅広くラインナップしています。
《テイスティングノート》
ピノ・ブランが主体のクレマンであり、クレマン・ダルザスとしてスタンダードな味わい。リンゴや柑橘などの控えめな香り。この価格帯にしては泡感はスムースで、雑味などは全くなく非常にクリーン。特別驚くほど美味しいスパークリングワインではありませんが、不満なくスッキリ飲むことができ、気づいたらなくなっているタイプです。
カヴァとは違った旨安スパークリングワインとして非常に優秀。ビール代わりに何本か冷蔵庫にストックしておきたくなります。
Cremant d'Alsace Brut Prestige W Gisselbrecht