《シェリー・フィノの使い方》
「ワインは料理にあう」というのは、ワインはとにかく種類が多いので、大半の料理と相性がいいワインは何かしらみつかるという意味です。中にはとてつもなく厳選しないとかえって不味く感じさせてしまう、超難関食材もあります。その代表格が魚卵。カズノコやいくら、子持ちシシャモなどはワインの天敵と言えます。そのほか生魚や発酵食品など、ワイン選びに注意が必要なものは多いです。
そういったワインでは難しい食材・料理に幅広く対応してしまうのが、実はスペインの酒精強化ワイン、シェリーなのです。
シェリーにもいくつかのタイプがありますが、食中酒としておすすめなのが「フィノ」。産膜酵母の下で熟成させることによる独特な風味を持つ、辛口で軽い口当たり。この香りはもう「シェリーの香り」としか表せません。
この風味が発酵食品とよく調和します。醤油などとも相性がいいので、わさび醤油で食べるお刺身のお供にもおすすめ。ワインが苦手としがちな、ピクルスのように酢の風味が目立つ料理もフィノなら大丈夫です。
もちろん単体で飲むのもいいですし、夏場は炭酸で割ってレモンを搾るスプリッツァーにしても爽やかです。
※シェリーの中には開栓後も日持ちするタイプもありますが、フィノは早く消費すべきタイプです。ワインと同様、高温で劣化します。白ワインと同じ取り扱いをおすすめします。
《生産者について》
ボデガス・グティエレス・コロシアは1938年設立。ワイナリーはグアダレーテ河口に面しています。シェリーの熟成には川や海からの湿気が欠かせないので、その立地は非常に好条件です。
年産量は5万本と非常に小さな蔵。だからこそ造り手の目の届く範囲で、品質にこだわった醸造をしています。
Sherry Colosia Fino