《このワインについて》
シチリア島は海のワインも山のワインも両方つくられる産地です。山のワインの代表格が「エトナDOC」であり、もうすぐDOCG昇格が噂されるほど高品質なワインです。
その一方で海のワインはどちらかというと日常消費用。ミネラリーで食事にあうものの、手頃な価格で替えの効くワインというイメージがあるかもしれません。
「安くて程々な海ワイン」の代表格と言ってもいいインツォリア。それを使って「グラン・ヴァン」と言えるような風格のある仕上がりなのが、この「ビアンカ・ディ・ヴァルグァルネーラ」です。
ワインの名前は創業者であるジュゼッペ公の屋敷から。バリックでゆっくりと澱とともに熟成させたので、風味の複雑さだけでなく熟成ポテンシャルも備えます。
ドライフルーツやパイナップル、ナッツのような香りに、控えめなバニラやトーストのニュアンス。軽快なインツォリアのイメージとは別物のフルボディな味わいです。後味はこの品種らしいシャープな酸味がまとめ上げ、ミネラル感とともに余韻が長く続きます。
《生産者について》
1824年、サラパルータ公爵がシチリアに創設した最古級の名門です。現在はコルヴォ等と共に大型グループを形成し、土着品種インツォリアを樽熟成させた「ビアンカ・ディ・ヴァルグアルネーラ」やネロ・ダーヴォラ主体の「ロッソ・デル・コンテ」など歴史的銘柄を手掛けます。
「シチリアワイン近代化の先駆者」として名高く、大衆向けから高級レンジまでカバーする盤石の巨頭です。
Bianca di Valguarnera Duca di Salaparuta