《生産者について》
ヴーヴ・クリコはシャンパンの老舗メーカーのひとつ。夫を亡くしたマダム・クリコが、1810年に社名を「ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン」に替えて以来、この名前が残っています。
シャンパンの澱(おり)を瓶口に寄せるためのピュピトル(動瓶台)を開発した人物が彼女。現在、透明なシャンパンが飲めるのは、マダム・クリコのおかげです。かつてロシア向けの輸出で大成功。現在では年産900万本の大手メーカーです。
《このシャンパンについて》
ヴーヴ・クリコは大手メゾンだけあり、多くのリザーヴワイン(シャンパンのベースとなるワインを、瓶詰めせずに熟成させたもの)を所有しています。その中から最高醸造責任者がヴーヴ・クリコの哲学に基づき、優良ヴィンテージを組み合わせて造られるのが「エクストラ・オールド」です。この「エクストラ・オールド5」はその5作目であり、1996、2008、2010、2012、2013、2014、2015年のリザーヴワインが使われます。瓶内熟成は3年以上とのことなので、最も新しい2015年のものでも瓶詰め時点で5年以上熟成していると推測できます。
しかしその味わいは驚くほどフレッシュ。グレープフルーツの皮やライム、ヘーゼルナッツ、白コショウなどの香りに、トーストやブリオッシュのような酵母由来の香りが混ざります。ドサージュは3g/Lのエクストラ・ブリュットですが、リザーヴワインを組み合わせることによる風味の複雑さがあり、痩せた印象は全く感じません。
長い時間がワインにかける魔法を表現したかのような、意欲的な芸術作品です。
Veuve Clicquot Extra Brut Extra Old 5