《生産者について》
カルーナ家が2000年にフランチャコルタ南部の畑を購入したのがこのワイナリーの始まり。レコルタン・マニピュランのように、自社の畑30haのみからスパークリングワインをつくります。
ワイン名につけられた「もののあはれ」というのは、単なる日本好きではなく由緒あるもの。近郊のコッカリオに2017年に開業した「東洋美術館ーマッツォッキ・コレクション」とのコラボレーションによる特別ブランドです。
ポンペオ・マッツォッキ氏は養蚕家。彼は当時疫病の危機を救うべく、何度も日本を訪れて蚕を持ち帰った人物です。その過程で日本の伝統や文化に魅了され、多数の芸術作品を収集しました。その子孫がコレクションを地域社会に役立てるべく寄贈し、この美術館が誕生したのです。
「もののあはれ」とは、桜が咲き誇り、あっという間に散っていく様子を愛でることに象徴される奥深い概念。ブドウの樹の1年というのもまた儚いもので、そこに誠実な仕事が加わるからこそ生まれる美しさと、グラス一杯のワインに宿る喜びをなぞらえました。
《このワインについて》
通常のフランチャコルタより、ガス圧が低くてやさしい泡感が楽しめる「サテン」。ラベルの絵は二代目歌川国貞による木版画「花見の華、歌いし花見」です。ここに描かれる人々のように、桜を眺めながら楽しみたいワインです。
リンゴや柑橘、洋ナシ、白い花などのクリーンで繊細な香り。やさしくきめ細かい泡感とともに透明感のある果実味が広がります。ドサージュは3.5g/Lとかなり抑えられているのですが、やさしい泡感により丸みを帯びたクリーミーな印象です。
Franciacorta Brut Saten Mononoaware Caruna