《生産者について》
山梨県には日本で最も多くのワイナリーがありますが、セブンシダーズ・ワイナリーには特徴があります。甲府盆地ではなく、そこから山を挟んで南側、河口湖の東側地域に位置しています。
かつてこの地区は、標高850mと高いことによる冷涼さと山間の変わりやすい天候ゆえ、果物の栽培には不向きとされてきました。しかし近年の温暖化により、冬の最低気温が-10℃を下回ることも稀になり、ブドウ栽培も可能になったのです。
ワイナリー近くにある自社畑のブドウは現在育成中。遠くない未来に、これまでと違った山梨ワインが楽しめることでしょう。
ワイン造りは、「風土の表現」「葡萄の表現」「栽培者・造り手の表現」を志すもの。
それを目指すセブンシダーズ・ワイナリーでは、自社畑のブドウだけでなく、地域の栽培農家からのブドウも用います。山梨大学で発酵生産学を学んだ鷹野ひろ子氏が栽培・醸造の責任者をつとめ、「大人の休日の楽しみ方を提供するワイナリーに」をモットーに洗練されたワインをつくります。
《このワインについて》
甲州のスタイルの一つである「樽発酵」。甲州に風味の複雑さと口当たりのボリューム感を与える手法として、昔から用いられてきました。かつてはヴァニラの樽香を豊かに感じるものも多かったものの、近年の流行は果実の風味を主役にしたスタイル。この「甲州樽発酵」も、樽の風味はあくまで脇役といった、控えめなバランス感が絶妙です。
このワインに関しては甲府盆地、甲州市や笛吹市のブドウを使用。和柑橘や白い花のような香りに、ほんのりトーストやナッツのような樽香が混ざります。味わいはあくまで甲州らしいスムースで軽やかなもの。余韻にわずかに樽の香ばしさを感じます。
Seven Cedars Winery Koshu Barrel Aged