《このワインについて》
あまり他には聞かないだろう、プティ・マンサンを主体にしたペティアン(微発泡ワイン)。
ブドウは山形県上山(かみのやま)の自社管理の畑を中心に、長野県の高山村などの契約農家のものを用います。その構成はヴィンテージで異なるとはいえ、内陸で標高の高い、山のテロワールが現われた畑なので「山のペティアン」なのでしょう。
秋に収穫したあと木樽でゆっくりと発酵。冬には気温の低下で一度発酵が止まり、春になって再び酵母が動き始めてから澱引きして瓶詰します。そのためボトルには酵母の澱(おり)が少量沈んでいます。
アプリコットや黒蜜のようなやさしく甘いアロマ。ペティアンらしい爽やかさとともに、やさしい泡感が広がります。それでいてしっかりと味わいの厚みを持つのは、山の寒暖差が育んだブドウの力強さでしょうか。ふくらみのあるボディ感で飲みごたえがあります。
※吹きこぼれやすいワインです。よく冷やしてから抜栓ください。
《生産者について》
ココ・ファーム・ワイナリーは、栃木県足利市にあるワイナリー。全国的にも特殊なのは、その設立の経緯にあります。
もともとは1958年、中学の特殊学級の教員だった川田昇氏とその子供たちが、3haのブドウ畑を拓いたことが始まりでした。1969年には知的障害のある成人のための施設として「こころみ学園」が設立。学園では酒造免許が下りなかったため、1980年に父母たちの出資により「ココファームワイナリー」が設立されたのです。
カリフォルニアのワイナリーで経験を積んだブルース・ガットラヴ氏をコンサルタント、そして取締役として招聘。彼が中心となってココ・ファームの土台を築いていくこととなります。
県外にもたくさんのブドウ畑を取得するとともに、栽培するブドウ品種も多様化。多くの品種から様々なタイプ・価格帯のワインをつくっています。
Kokoromi Seriese Yama no Pettiant Coco Farm Winery