《生産者について》
「ナイティンバー」の名前の歴史は古く、1068年にこの地を指す言葉として記されたものからとったといいます。
1988年にスパークリングワイン用のブドウとして、シャンパーニュと同じピノ・ノワール、ムニエ、シャルドネを植樹。そこからワイナリーとしての歴史が始まりました。2006年、エリック・ヘーレマ氏がこのワイナリーを取得。栽培家・醸造家を招いて改革を行い、そこから一気にワールドレベルのスパークリングワイン生産者へ駆け上がっていったのです。

その品質の高さを支えるのが、100％自社栽培の高品質なブドウ。しかもその面積が約430haと広大で、イギリスのブドウ畑全体の10％にも及ぶそうです。
2025年に行われた「The Buttle of Bubbles」という品評会では、ドン・ペリニヨンやルイナールなどをおさえ、ナイティンバーの「1806 プレステージ キュヴェ」がトップを獲得しました。
量と質の両面において、イングリッシュ・スパークリングをリードする存在です。

《このワインについて》
ナイティンバーの基本にして入口となるフラッグシップがこの「クラシック・キュヴェ」。
シャンパーニュでよく用いられる「NV ノンヴィンテージ」ではなく「MV マルチヴィンテージ」と表記されますが、意味は同じです。
ハチミツやアーモンド、焼きリンゴの香り。味わいとしては冷涼産地らしい高い酸味を持つものの、8.5-10g/Lというやや多めのドサージュによってバランスがとられています。力強さと優美さを兼ね備えた、高品質なスパークリングワインです。

Nyethimber Classic Cuvee Multi Vintage