《生産者について》
白ワインの産地としてはコート・ド・ボーヌに劣るとされるマコンの地にて、グラン・クリュに負けない評価を受ける生産者がいます。それが白ワインの天才ギュファン・エナン。「プイィ・フュイッセ クル・エ・プティ・クル」にて、2020VTと1990VTの2回パーカーポイント100点を獲得しています。
彼は1980年からネゴシアン部門「メゾン・ヴェルジェ」も運営しており、コート・ドールやシャブリなど幅広く手掛けています。
醸造の特徴としては、まずフリーラン果汁を重視すること。プレス果汁は下級ワインに回すことで、味わいの透明感を高めています。発酵は野生酵母のみで行いますが、特徴的なのは年によってアルコール発酵とマロラクティック発酵を同時に行うこと。難しいこの製法により、ワインが軽やかに仕上がるといいます。
【パーカーポイント94-96点】
[ワインアドヴォケイト誌 2024年11月のレビュー]
ギュファンは2023年サン・ヴェラン・クロ・ド・ポンセティから4樽を選定し、2018年以来初めて別瓶詰めを行う。これはラインナップの中でも最も華やかなワインの一つで、マンダリン、ムスクを帯びた桃、洋梨といったエキゾチックな香りにヨード、白花、スモーキーな還元香が絡み合い、中程度からフルボディのシルキーで包み込むような口当たりが、ピリッとした酸味によって支えられている。果実味と還元香、質感と緊張感が稀に見る融合を見せるこのワインは、まさにギュファン・エナン流の真髄と言える。
[William Kelleyによる試飲]
Saint Veran Clos de Poncetys Guffens Heynen