《生産者について》
白ワインの産地としてはコート・ド・ボーヌに劣るとされるマコンの地にて、グラン・クリュに負けない評価を受ける生産者がいます。それが白ワインの天才ギュファン・エナン。「プイィ・フュイッセ クル・エ・プティ・クル」にて、2020VTと1990VTの2回パーカーポイント100点を獲得しています。
彼は1980年からネゴシアン部門「メゾン・ヴェルジェ」も運営しており、コート・ドールやシャブリなど幅広く手掛けています。
醸造の特徴としては、まずフリーラン果汁を重視すること。プレス果汁は下級ワインに回すことで、味わいの透明感を高めています。発酵は野生酵母のみで行いますが、特徴的なのは年によってアルコール発酵とマロラクティック発酵を同時に行うこと。難しいこの製法により、ワインが軽やかに仕上がるといいます。
【パーカーポイント95-97点】
[ワインアドヴォケイト誌 2024年11月のレビュー]
ル・シャヴィーニュの所有地から生まれる究極の瓶詰めとも言えるこのワインは、2003年の猛暑で生育が阻害された区画「ジュリエット」の果汁と、隣接区画の古木の果汁をブレンドしている。これまでの全てのヴィンテージが非凡であったように、2023年も例外ではない。試飲時点では同シリーズの他キュヴェに比べ香りのまとまりにやや欠けるものの、深遠でエキゾチックなブーケ、そして豊満で力強く多層的な味わいは紛れもない。長く凝縮した余韻は石灰質の乾いたエキスに支えられ、今年はクロュに迫る勢いだ。
[William Kelleyによる試飲]
Macon Pierreclos Juliette et les Vieilles de Chavigne Guffens Heynen