《シャルドネの樽香について》
ロバート・パーカーが高評価したワインが爆発的に売れた30年前くらい。新樽熟成による甘い樽香を強烈に感じるシャルドネが流行りました。今でも樽リッチな味わいのワインは高い人気がある一方で、醸造家がつくりたがりレストランのソムリエが使いたがるのは違います。樽香は複雑さを加えるための脇役で、ブドウ由来の風味を強調した上品でスマートな味わいこそ、『今のトレンド』と言えるでしょう。
このワインもそんなトレンドに沿ったような、土地の個性をしっかり表現したワインです。
《テイスティングノート》
パイナップルやグレープフルーツ、ライムなどの明確で明るいフルーツの香り。新樽11%(2023VT)で熟成しているわりには、ヴァニラやヒノキのような香りはほとんど感じません。南アフリカらしい明るいフルーツ感がしっかり現れています。
適度な凝縮感はありながらもスムースな口当たりで、強さは感じません。上品な酸味とともに余韻はしっかりと伸びます。エメル・アン・アードの冷涼気候がしっかり現れています。
《生産者について》
ハミルトン・ラッセルで有名な冷涼な銘醸地ウォーカー・ベイに1985年設立にした家族経営の醸造所。ピノ・ノワール、シャルドネの銘醸地として知られるヘンメル・エン・アーデ・ヴァレーを中心に、ブドウ栽培に重きを置きテロワールが現れた極めて高品質なブドウから素晴らしい品質のワインを生み出します。生産されるワインは、どのアイテムも質にこだわり少量生産。このため、日本に入ってくるワインの数も毎年決まっており、問い合わせの絶えない人気ブランドです。
Newton Johnson Southend Chardonnay