《生産者について》
世界に輸出していくことも視野に入れたかのような、今風でシンプルなエチケットは若いワイナリーを想像させますが、設立は1952年。「五味果汁工業株式会社」としてスタートし、その後「五味葡萄酒株式会社」としてワイン造りをスタート。2019年に「駒園ヴィンヤード」に社名変更しました。
「自然に寄り添うワイン造り」を経営理念とし、4か所2haの自社畑と契約農家のブドウから、年間約35000本の日本ワインをつくります。
《このワインについて》
「エルヴァージュ」シリーズは長期熟成ワイン。フレンチオーク樽で他のワインより長い期間熟成させています。それゆえワインにはブランデーやシェリー酒のような酸化のニュアンスを感じます。
他のメーカーでも稀に甲州の熟成ワインがリリースされますが、欧州系の品種に比べると同じいヴィンテージでも酸化熟成が進んでいるものが多いです。きっと苦手に感じる方も多い風味でしょうが、好みやフードペアリングによっては素晴らしい体験へと昇華しうる個性を持ちます。
こちらはNV ノンヴィンテージですが、2024年10月現在入荷しているのは2018年のブドウが主体。ほどよく果実味も感じながらも熟成による何とも言えない不思議な風味。甲州の新たな一面に出会えます。
※無濾過・無清澄で瓶詰しているため、わずかな発泡がみられるボトルがあるかもしれませんが、品質には問題がありません。
Comazono Vineyard Koshu Elevage