《生産者について》
独特の深みとエレガンスによって、ワイン通を中心に多くのファンを抱えるのがヴィエ・ディ・ロマンス。その名はワイナリーの所在する場所にローマ時代の道があり、それがローマにつづいていたことに由来します。
シャルドネやソーヴィニヨン・ブランといった国際品種のクオリティが素晴らしいほか、マルヴァージア・イストリーナという土着品種も大切にしています。凝縮感と上品な酸味が同居するような味わいで、高い熟成能力を持ちどんどん風味の深みを増していきます。
《このワインについて》
イタリアでピノ・グリの別名である「ピノ・グリージョ」は、早摘みして酸味を保ったシンプルでスッキリとしたスタイルがメインです。その定義に従うなら、このワインはピノ・グリージョではなく「ピノ・グリ」。熟度が高くボディ感があり、個性豊かなワインです。
【パーカーポイント93点】
[ワインアドヴォケイト 2024年8月のレビュー]
穏やかな銅色がかった外観のヴィエ・ディ・ロマンス2022フリウリ・イソンゾ・ピノ・グリージョ・デッシミスは、バリックで9ヶ月間澱とともに寝かせることで、さらにテクスチャーの豊かさと柔らかさを生み出している。グレープフルーツ、ピンク・レディー・アップル、ドラゴンフルーツのエレガントなニュアンスを持つ、とてもきれいなブーケを持つ。エキゾチックなニュアンスもあるが、非常に穏やかである。全体として、私はこのワインを古典的なフリウリのピノ・グリージョと表現したい。生産量は66,000本。
[Monica Larner氏による試飲 飲み頃予想2024-2028年]
Dessimis Pinot Grigio Vie di Romans