《甘口リースリングの飲み頃》
リースリングは特に熟成能力のあるブドウです。
赤ワインと違って「若いうちは渋すぎて飲めない」なんてことはありませんので、「飲み頃前」の感覚はわかりにくいのですが、いい熟成をしたものを飲むと「やっぱり美味しいなぁ」と感じさせてくれます。
風味が複雑になる。口当たりが滑らかになるというのは他のワインでもあるでしょう。甘口ならではの特徴が、「甘味が上品になる」感覚です。熟成で糖度が減るわけではないそうですが、甘味が穏やかに美しく感じるようになるのです。
2006年ヴィンテージのこのワインは、その甘口リースリングの熟成を味わうのにピッタリです。
《このワインについて》
シュペートレーゼというのは、ドイツの上級ワインにおける品質等級(ブドウの果汁糖度で決まる)において下から2つ目。糖分を残して発酵を止めて仕上げると、通常はやや甘口?甘口くらいの糖度になります。なのにこのワインの糖度は126g/L。ボルドーの貴腐ワインに近いくらいの甘さです。
完全に「アウスレーゼ」クラスの糖度があったのに、わざわざ格下げしてつくっているのでしょう。15年以上の熟成を考えると、「お買い得」といえる価格です。
《古酒のご購入に際して》
瓶熟成の長いワインはコルクが脆くなっている場合があります。抜栓に技術を必要とします。古酒に不慣れな方はご相談ください。
熟成の進み具体にはボトル差がございます。当店での保管には万全を期していますが、状態に差異があり得ますことをご了承ください。
Winninger Rottgen Riesling Alte Reben Spatlese Rahinhard Beate Knebel