《生産者について》
「まるで春のようなシャンパン」ワインアドヴォケイト誌にてそう評される歴史あるワイナリーがランスロ・ピエンヌ。グラン・クリュ認定されているクラマンの地で120年前からブドウ栽培を続けている家族経営の生産者です。
シャルドネが得意な作り手で、そのワインの特徴は「エレガントで引き締まっており、ち密で精工なシャンパン」と評されます。
COCOSのバイヤー的には、個性的な味わいを際立たせるのではなく、ともかくバランス感を大事にしているシャンパンだと感じています。酸味はエレガントながらも尖らずやさしい印象があり、泡感も非常にクリーミー。
苦手とする人が少なそうなイメージなので、友人と食事するときに持って行きたいと感じるシャンパンをつくる生産者です。
《COCOS限定キュヴェ》
当店のために輸入してもらったため、日本で他には手に入らない限定キュヴェ。
輸入元さんが正式に扱っているのは、ランスロ・ピエンヌがつくるシャンパンの中で、「Grand Cru」表記のあるもののみ。だからこの「アコード・メジャー」は扱わない方針なのです。
この生産者がシャルドネ100%でつくる他のシャンパンと違い、品種はムニエが主体。そのためボディ感がしっかりとした味わいで、シャルドネ100%と比べてより口当たりが丸くおだやかです。香りには桃やローストしたヘーゼルナッツのようなニュアンス。少量ブレンドされたシャルドネが適度な緊張感を。ピノ・ノワールが味わいの骨格を形成しています。
他では見かけることのないシャンパンです。シャンパンを飲み尽くしているようなワイン通の方へプレゼントしても、「おや!これは飲んだことないな」と喜んでいただけることでしょう。
Lancelot Pienne Accord Majeur Brut