《テイスティングノート》
淡く輝くピンク色がとてもロマンチックなスパークリングワインです。チャーミングな甘酸っぱいベリーの香りがピュアに広がり、酵母のような熟成感はほとんどありません。
キュンとフレッシュな酸味にあふれるスマートな味わいで、軽やかな口当たり。それでいて美しい余韻が長く続きます。
《シャンパンと比べて》
デートや結婚記念日など、特別な日の幕開けはロゼのシャンパンと相場は決まっています。このワインは決してロゼのシャンパンと比べて安くありません。
もし相手がワインに詳しい方なら、ロゼシャンパーニュでいいでしょう。シャンパンならではの複雑な熟成香と硬質なミネラル感で、通を満足させてくれるはずです。
それに比べてこのワインの香りはシンプルです。だからこそシャンパンに不慣れな方にも受け止めやすい。甘口のチューハイや甘口ワインを飲んでいるような方が突然口にしても、シンプルに美味しいと感じてくれそう。そう期待したくなる香りの純粋さと、心地よい余韻。その要因はきっとブドウの質の高さです。
《生産者について》
ルドルフ・フュルスト醸造所はドイツのフランケン地方の中でも西部にあります。鉄分を多く含む赤色砂岩でできた南向きの急斜面の畑。そこではブドウの樹が効率的に日照を得られ、地面が夜間に熱を放出します。だからこそ厳寒のフランケン地方で、きちんと熟した風味の上質なピノ・ノワールを収穫できるのです。ピノ・ノワールの赤ワインとしてはドイツで1、2を争う評価であり、ワインはブルゴーニュ並みに高価!同じブドウを使ったスパークリングワインとなると、この価格もうなずけます。
Furst Rose Sekt