《テイスティングノート》
アロマに感じるのは柑橘やアプリコットなどのフルーツ主体。48か月以上の瓶内熟成をしていますが、パンや酵母の熟成香は控えめです。
このスパークリングは口に含んだ時の質感が素晴らしい!舌を優しく包み込むような、ピノ・ノワール100%のブラン・ド・ノワールらしいうま味を感じます。そのうま味感がしっかりと余韻まで伸びる、高級感のある味わい。
まるでいいところに畑を持っているRM(自社畑のブドウでつくる生産者)のシャンパンのような、高品質なブドウを感じさせる味わいです。
《生産者について》
ラッツェンベルガーはラインガウからライン川を少し下ったところにある、小さな生産地。黒色粘板岩土壌が、ワインにしっかりとしたミネラル感を与えます。
現在所有している畑は25ha。この産地の1/20の面積に当たり、地域を代表する生産者です。
主力品種はもちろんリースリングですが、ピノ・ノワールも秀逸なものをつくっており、赤ワインだけでなくこのゼクト(スパークリングワイン)も大変人気です。
Ratzenberger Spatburgunder Sekt Brut